高リグナン含有ごま新品種「ごまぞう」の育成

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  • コウリグナン ガンユウゴマ シン ヒンシュ ゴマゾウ ノ イクセイ

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機能性リグナンの含有量が高く、収量性の高いごま新品種「ごまぞう」を育成した。本品種は、ペルー原産の白ごま系統「Toyama016」と中国原産でリグナン含有量の高い灰白ごま系統「H65」の交配を行い、系統選抜法により選抜固定したものである。「ごまぞう」に含まれる機能性リグナン類(セサミン、セサモリン)の含有量は在来系統「真瀬金」の約2倍で、ラットの食餌実験によって肝臓の脂肪酸代謝酵素の活性向上効果を認めた。本品種は、機能性を付加価値とする地域特産物開発の素材として、国産ごまの栽培振興に貢献できる品種である。2002年に「ごまぞう」と命名し、ごま農林1号として命名登録が公表され、種苗登録への出願を行った。

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