光条件とワサビの生育

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  • ヒカリ ジョウケン ト ワサビ ノ セイイク

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抄録

光条件がワサビの生育及び収量に与える影響について検討をおこなった結果、以下のことが判明した。1.日差しの強い時期のワサビの生育や各部位の発達は日射量により影響を受け、株重や主根茎重の発達には5.0~6.0MJ/m2/dayが適する。2.日射量が7.6MJ/m2/day程度まで増加すると腋芽が発達しやすくなり、逆に5.0MJ/m2/day以下では株の生育が低下する。3.ワサビの個体群成長速度(CGR)は、葉面積指数(LAI)との関連が大きい。4.ワサビの純同化率(NAR)は、日平均日射量5.5~6.0MJ/m2/dayで最も高まる。5.早生種である‘静形13’の純同化率(NAR)は、‘あまぎみどり’(中生種)や‘真妻’(晩生種)にくらべ、光条件によって変動しやすい。

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