黄色系シクラメン「ムーンルージュ」の育成と生育特性

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  • オウショクケイ シクラメン ムーンルージュ ノ イクセイ ト セイイク トクセイ

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抄録

まだ稀少性が高い黄色系品種を育種素材として新品種を育成し、「ムーンルージュ」と命名した。本品種は既存黄色系品種と比較し、花弁基部が赤紫色になる(赤目)特性を有し、生産数が少ない黄色系品種の中でも稀少性を活かし有利に販売できると考えられる。反面、葉数が増加しにくく、夏期の高温時の生育が劣る特性を持っている。そのため、高品質栽培のためには従来の品種と比べ、肥料を切らさないような管理及び温度を上げない範囲で充分な光を当てることが必要であることを明らかにした。

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