高標高地域における夏秋トマトの3段摘心密植栽培

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  • コウヒョウコウ チイキ ニ オケル カシュウ トマト ノ 3ダン テキシン ミッショク サイバイ

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抄録

夏秋どりトマトの気象災害回避技術として3段摘心密植栽培法について検討した。1.夏秋どりトマト栽培では,4月下旬までに播種し,栽植密度を畦幅180cm,株間15cmの2条植え,741株/aとして,6月中旬までに定植すると,8月下旬までに800kg/a程度の収量が得られる。2.低コスト養液栽培装置「もみがら耕」では,3月下旬までに播種し,栽植密度を畦幅(ベット間隔)120cm,株間15cmの1条植え,555株/aとして,5月下旬までに定植すると,8月上旬までに800kg/a程度の収量が得られる。3.「もみがら耕」で2作目を作付けするには,7月中旬までに1作目の株間に2作目挿木苗を定植するか,1作目の第3果房直下の腋芽を2作目主枝とすることにより,年2作どり作型が可能である。4.「もみがら耕」の3段摘心密植栽培では,第1果房果実の緑熟期以降に給液制限を行うと,第2,3果房の果実の高糖度化が可能である。

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