RAPDマーカーを利用したボタン主要品種の識別

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  • RAPD マーカー オ リヨウ シタ ボタン シュヨウ ヒンシュ ノ シキベツ

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説明

1)‘花王’、‘連鶴’、‘島錦’の3品種について生産現場での実態調査を行い、‘連鶴’で他品種の混入を確認した。2)ボタンの主要品種45品種について市販のランダムプライマーkiを用いてRAPDを行い、11プラィマー14本のRAPDマーカーにより枝変わり品種‘島錦’を除く44品種を識別することができた。3)RAPDから作成したSCARマーカーが再現性の面から品種識別に有効であったが、RAPDマーカーすべてをSCARマーカー化するには膨大な手間と時間がかかることが分かった。4)不明な品種の決定や確認にはRAPDマーカーとRAPDパターンを併用することにより、省力、費用の軽減が可能であった。あらかじめ酵素、DNAを除いた反応液を作成しておくことにより、操作の簡易化を図るとともにオペレーターの熟練度に起因する結果のバラツキを抑えることができた。また、検出にはエチジウムブロマイドの代わりに毒性の弱いSYBR GOLDを後染色に用いることができた。

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