3種類の有機リン系殺虫剤廃棄物の電気化学的酸化

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有機リン系殺虫剤は穀物生産のために広範に使用されているが、その廃棄物は重大な環境問題をもたらしている。市販されている3種類の有機リン系殺虫剤(ホサロン、アジンホスメチル、メチダチオン)を、陰極としてi/p、陽極としてステンレス綱304を用いた電気分解装置によって処理した。実験室規模でのCOD還元率は65%以上、エネルギーの消費はCOD還元当たり5kWh/kgであり、COD/BOD(5)比は電気分解によってかなり改善された。結果として、殺虫剤の無毒化における前処理方法として、電気化学的酸化反応は有効に使用できることが示された。

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