宮崎県における肉用繁殖雌牛の繁殖成績

書誌事項

タイトル別名
  • ミヤザキケン ニ オケル ニクヨウ ハンショク メウシ ノ ハンショク セイセキ

この論文をさがす

説明

県内繁殖雌牛の繁殖成績について、その特性を調査した。1999年2月1日現在、現存していると推定される繁殖雌牛89,955頭の繁殖成績を用いて、繁殖雌牛の年齢、初産月齢、分娩間隔について調査を行った。また分娩間隔における繁殖雌牛父牛からの影響及び遺伝パラメータの推定値として母内の反復率を調査した。得られた結果は、以下のとおりであった。(1)繁殖雌牛の平均年齢は、6.9歳でその年齢構成は、2歳牛と7、8歳牛において2峰性のピークが認められ、子牛価格が高い時期に繁殖雌牛の導入が促進されることが判明した。(2)初産月齢の平均は、24.7か月齢であり、22か月齢から24か月齢の3か月間に全体の60%が分娩していた。また分娩間隔の平均は、394.8日であり母内の反復率の推定値は、0.126と低く推定された。(3)繁殖雌牛父からの分娩間隔への影響が有意(P<0.01)に認められ、新規供用種雄牛の繁殖能力が早期に推定できる可能性が示唆された。

収録刊行物

被引用文献 (1)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ