単板乾燥からの経過時間と針葉樹合板の接着性

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説明

道産カラマツ、道産トドマツ、北洋カラマツ単板について、単板乾燥からの経過時間と、合板の接着力や単板の湿潤性の関係について検討し、以下の結果を得た。1)単板乾燥から接着するまでの時間が長くなると、合板の連続煮沸試験において、木部破断率が低下する傾向が認められた。2)単板の接触角は乾燥直後に比べ、30日以降でやや大きくなった。3)毛管上昇法による修正水分吸収高は30-60日後まで徐々に低下し、その後安定する傾向が見られた。4)北洋カラマツ単板の透湿性はバラツキが大きかったが、その平均値は時間経過とともにやや低下した。

収録刊行物

  • 林産試験場報

    林産試験場報 18 (4), 23-29, 2005-01

    北海道立林産試験場

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