異なる広葉樹リグニンでのシリンギルβ-O-4結合の寄与

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  • Contribution of Syringyl β-O-4 Linkage in Different Hardwood Lignin Preparations
  • Contribution of Syringyl ベータ O 4 Linkage in Different Hardwood Lignin Preparations

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シリンギル、β?O?4型リグニンモデル化合物のトリメチルシリルアイオダイド(MSiI)処理において、シナピルアルコールが主要生成物であることが確認された。MSiI処理によるシナピルアルコールの収率を比較することにより、さまざまなリグニン中のシリンギルβ?O?4結合の寄与について検討した。一般的な単離リグニンである磨砕リグニン(MWL)は、過ヨウ素酸リグニンに比ベシナピルアルコールの収率が低く、特別なリグニンであるということが示唆された。また、木繊維の過ヨウ素酸リグニンは木材全体の過ヨウ素酸リグニンに比ベシナピルアルコールの収率が高く、よりシリンギルβ?O?4の多いリグニンであるということが示唆される結果となった。

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