ブルーギルによる卵の捕食がコイ・フナの再生産に及ぼす影響

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1.田溝池ではコイ・フナが産卵しているが、その後の稚魚採捕調査ではフナ稚魚が2尾採捕されたのみで、コイ稚魚は採捕されなかった。2.人工魚巣に付けたフナ卵を田溝池に放養したところ、保護されていない活卵は3時間でブルーギルにほぼ捕食しつくされた。3.コイ・フナの産卵期に採捕したブルーギルの胃内容物を調べたところ、42%の個体が魚卵を捕食していた。4.コイ・フナ卵に対するブルーギルの捕食圧は大きく、このことがコイ・フナ卵の主な減耗要因であり、再生産を阻害していると考えられた。

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