用材・薬用として利用できる樹木の組織培養による増殖方法の検討

書誌事項

タイトル別名
  • ヨウザイ ヤクヨウ ト シテ リヨウ デキル ジュモク ノ ソシキ バイヨウ ニ ヨル ゾウショク ホウホウ ノ ケントウ

この論文をさがす

抄録

用材や薬用として利用できるメグスリノキ、イチイ、イチョウ、コノテガシワ、クロガキ、そしてヤマグワの6種類の樹木を対象に、組織培養による増殖方法を試みた。その結果、メグスリノキ、ヤマグワは休眠芽をエタノール+過酸化水素水で、イチイは当年伸長枝、イチョウは休眠芽、そしてクロガキはえき芽をエタノール+次亜塩素酸ナトリウム水溶液で殺菌した場合に、次代へ継代できる個体の割合が最も高くなった。継代培養3ヶ月後の生存率は、成長調整物質としてIBAとG-19を添加した場合に高くなった。培地の種類はメグスリノキ、クロガキは1/2NMS、ヤマグワはMS、イチイはCD、イチョウでWPMが優れていた。また、クロガキは1/2NMS、イチイはCDの場合に発根が認められ、ヤマグワは1/2NMSの場合に発根率が最も高くなった。

収録刊行物

キーワード

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ