オオトラカミキリの生枝打ちによる防除方法の検討と被害に関する知見

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  • オオトラカミキリ ノ セイシウチ ニ ヨル ボウジョ ホウホウ ノ ケントウ ト ヒガイ ニ カンスル チケン

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抄録

檜山地方北部のトドマツ人工林において1994-1995年に行われた生枝打ちによるオオトラカミキリの防除試験地を2000年に再調査した。1995-2000年の間に発生した被害木の本数率は対照区と防除区とで差がなく、防除効果が短期間に失われていることが示された。この原因は生枝打ちが一部の木でしか実施されず、オオトラカミキリが十分駆除されなかったことによると推定された。羽脱孔の地上高と生枝下高との間には正の相関が認められた。生立木における羽脱孔数の頻度分布はランダム分布(ポアソン分布)と一致した。オオトラカミキリの被害木の枯死率は0.5-1.3%/年であった。

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