近畿・瀬戸内海育種区のスギ・ヒノキ検定林における遺伝母数の年次経過 : 個別検定林による検討

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  • キンキ セトナイカイイクシュク ノ スギ ヒノキ ケンテイリン ニ オケル イデン ボスウ ノ ネンジ ケイカ コベツ ケンテイリン ニ ヨル ケントウ

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関西育種基本区の近畿,瀬戸内海育種区のスギ精英樹のさし木,実生次代検定林とヒノキ精英樹実生次代検定林計305検定林について成長形質の遺伝母数の5~20年の年次変化について検討を行った。検定林の調査は5年ごとに行われている。検定林ごとに樹高と胸高直径の反復率を求めた。樹高の反復率の年次別の平均値は15年次まで年次が増加するにつれて低下する傾向が見られた。胸高直径は樹高に比べ反復率の年次別の平均値の変化は少なかった。個別検定林の反復率を反復率の年次平均に回帰させた。傾きが有意にならなかった検定林の割合はおよそ80%であった。このことから個別検定林の反復率の年次変化パターンは年次平均の変化パターンと同じであると示唆された。

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