木質複合構造の耐火性能に関する研究(その6) : 鋼製被覆型部材におけるボルト接合部の燃え止まり性状

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  • モクシツ フクゴウ コウゾウ ノ タイカ セイノウ ニ カンスル ケンキュウ ソノ 6 コウセイ ヒフクガタ ブザイ ニ オケル ボルト セツゴウブ ノ モエ ドマリ セイジョウ

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抄録

木質系1時間耐火構造を開発するため,鋼製柱を木材で耐火被覆した仕様について検討を行ってきたが,実際に建物を建てる場合は柱・梁等の接合部が生じる。そこで,現場での施工を対象とし,これまでに燃え上がりが確認されているH150,H250,及びH300の鋼材に対するボルト接合部について,ボルト部座彫りの有無等が燃え止まり性状に及ぼす影響について検討した。試験体は,H150は座彫りなしのみ,H250は座彫り有り及びなし,H300は座彫り有りの4仕様について試験した。H300座彫り有りでは,約155~135℃,H250の座彫り有りでは,約185~160℃,座彫りなしでは,約130℃,H150座彫りなしでは,約280~220℃であった。結果は4仕様すべてについて燃え止まりが確認され,H形鋼集成材被覆の工法でボルト部座彫り有無とも接合部なしと同様の燃え止まり性状が確認された。

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