釜山における高層住宅居住者の斜面緑地に対する経済的価値評価の研究

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タイトル別名
  • A Study of Economic evaluation of a Slope Green of High-rise Housing Residence in Pusan
  • フザン ニ オケル コウソウ ジュウタク キョジュウシャ ノ シャメン リョクチ ニ タイスル ケイザイテキ カチ ヒョウカ ノ ケンキュウ

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抄録

本研究は、高層住宅化が急速に進み斜面都市として知られる釜山市を対象に、集合住宅の価値の創出に影響する公園緑地の経済的評価性を究明するものである。斜面地に近接して立地した高層集合住宅の居住者に斜面緑地に対する客観的な価値評価を得るためロジットモデルの仮想評価法(CVM)を用いた分析をすることによって、斜面緑地の価値評価に及ぼす要因を究明した。その結果、斜面緑地に近接している居住者より、そうではない居住者の方が支払意志の評価額が高い傾向にあった。また、住戸の南方向に斜面緑地が存在している場合、その斜面緑地に対する支払意志は低いことが判った。さらに、斜面緑地が都市公園として整備されている場合の方がそうでない斜面緑地より価値評価が高い傾向にあった。

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