乳牛ふん尿を主原料とするバイオガスプラント消化液のチモシー採草地に対する肥効と効果的分施法

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  • ニュウギュウ フンニョウ オ シュゲンリョウ ト スル バイオガス プラント ショウカエキ ノ チモシー サイソウチ ニ タイスル ヒコウ ト コウカテキ ブンシホウ

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抄録

乳牛スラリーを主原料とするバイオガスプラント消化液を、チモシー基幹の採草地に表面施用する場合、北海道で定めるスラリーの評価法によって化学肥料に換算できる。すなわち、事前に消化液の化学性を分析の上、各養分含量にスラリーの基準肥効率(窒素0.4、リン酸0.4およびカリウム0.8kg kg(-1))を乗ずる。さらに、窒素は品質と施用時期の補正係数を乗じて肥料に換算する。ただし、消化液のアンモニウム態窒素が全窒素の50%以上を占める場合には、アンモニウム態窒素が化学肥料と同等に利角されると見なす評価法がより適切である。化学肥料の減肥は、消化液の施用された番草のみを対象とする。また、年間40 ha(-1)程度の消化液施用量では、前年秋と当年春の等量分施が、越冬前後における窒素の損失を低減し、年間収量の主体を占める1番草で高収を確保する効果的な施用法である。

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