20年生時と30年生時のスギクローン地域差検定林データの解析結果に基づく九州育種基本区におけるスギ精英樹の成長特性に関する考察

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  • 20ネンセイジ ト 30ネンセイジ ノ スギクローン チイキサ ケンテイリン データ ノ カイセキ ケッカ ニ モトズク キュウシュウ イクシュ キホンク ニ オケル スギ セイエイジュ ノ セイチョウ トクセイ ニ カンスル コウサツ

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推奨品種選抜の基礎情報を得る目的で、スギの20年生時および30年生時の樹高および胸高直径について、地域差検定林の調査結果を用いて解析を行った。その結果、精英樹間差および検定林と精英樹の交互作用で統計的な有意差が見られた。しかし、交互作用の影響は少なく、また地域差検定林に植栽されている12精英樹の樹高と胸高直径それぞれの地域間および検定林間の相関は、気象害が発生している特殊な地域を除いて統計的に有意な相関関係が見られた。また、樹高と胸高直径の反復率は20年生時でそれぞれ0.979と0.982、30年生時でそれぞれ0.978と0.985であり、非常に高い反復率であった。よって、九州育種基本区でのスギ精英樹は各地でほぼ同じ成長を示す結果となった。

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