スイカ栽培における生分解性マルチ資材の適応性と分解特性

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  • スイカ サイバイ ニ オケル セイブンカイセイ マルチ シザイ ノ テキオウセイ ト ブンカイ トクセイ

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抄録

スイカ栽培における生分解性マルチフィルムの栽培適応性と、グライ土、砂土および赤色土と異なる土壌型においてその分解特性を中心に調査し、次の結果を得た。1.スイカ栽培において生分解性マルチフィルム(PCL)を使用することによっても、収量や品質等は従来品のマルチフィルムと同等であった。2.供試生分解性マルチフィルム(PCL)の土壌中での分解は、累積地温と全炭素含有量に支配され、日平均累積地温から分解速度を予測する回帰式が得られた。3.得られた回帰式から、分解率70%以上になるには、赤色土では累積地温1100℃以上必要であり、砂土では6000℃以上必要と試算されることから、後作のダイコン栽培に影響すると考えられる。

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