オニオコゼ種苗生産におけるエアパイプ通気の効果

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  • オニオコゼ シュビョウ セイサン ニ オケル エアパイプ ツウキ ノ コウカ

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抄録

オニオコゼは定着性の強い高級魚であり、放流効果が期待できる栽培漁業対象種として西日本各機関で種苗生産が実施されている。しかし、大量の良質卵確保が困難な少量多回の産卵様式や飼育条件等が未解明なことから生じる原因不明の大量死等、飼育が不安定で、大型水槽(20kl以上)による量産は困難とされてきた。岡山県におけるオニオコゼの増殖研究は、1996年から種苗生産技術開発試験が開始され、技術改良を加えながら2001年に量産事業化へと至った。オニオコゼ初期飼育の安定化を図るため、ブリ類やハタ類で有効性が報告されているエアパイプ通気による浮遊期の飼育を試み、成長や生残おいて有効性を確認したので報告する。

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