牛凍結胚ダイレクト移植における受胎率向上対策について

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  • ギュウ トウケツ ハイ ダイレクト イショク ニ オケル ジュタイリツ コウジョウ タイサク ニ ツイテ

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牛胚移植の受胎率向上のために、エチレングリコール(以下、EG)を用いたダイレクト移植法について凍結・融解方法を検討した。1.凍結溶液に用いるタンパク成分として20%牛血清(以下、CS)と0.4%牛血清アルブミン(以下、BSA)を比較した結果、受胎率に差は見られなかったことから、CSをより安定した製品であるBSAに代替できると考えられた。2.凍結溶液中濃度が0.1Mとなるようにシュークロース(以下、Suc)を添加することで、発育ステージが進んだ胚の受胎率が有意に改善した。3.融解時のエアーソーイング時間を比較した結果、6秒と10秒で受胎率に差は見られなかった。4.受胎率に及ぼす要因として、採胚から凍結処理開始までの時間があり、可能な限り短時間で行うことが重要と考えられた。以上、凍結溶液にBSAとSucを用いることで受胎率の高位安定化が図られると考えられた。

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