簡易雨よけ被覆によるナシ黒星病を対象とした殺菌剤散布成分数削減効果および果実糖度等への影響

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  • カンイ アマヨケ ヒフク ニ ヨル ナシ クロホシビョウ オ タイショウ ト シタ サッキンザイ サンプ セイブンスウ サクゲン コウカ オヨビ カジツ トウド トウ エノ エイキョウ

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抄録

既存ナシ園に容易に被覆・除去できる簡易雨よけ被覆を開発した。これを利用することでナシ黒星病に対する殺菌剤散布成分数を滋賀県における通常使用成分数の5割以下に削減することができた。1)既存ナシ園に簡易雨よけ被覆を設置するコストは、滋賀県農業技術振興センター花き・果樹分場内ナシほ場で10aあたり528,000円、竜王町山之上の現地ほ場で512,230円であった。2)簡易雨よけ被覆の設置と併せて、黒星病に対するナシ果実の感受性が高い時期の薬剤散布、秋期防除および落葉の処分を実施した。3)雨よけ被覆による明らかな果実糖度の低下は認められず、ダニ剤散布成分数を増やす必要はなかった。

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