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盲検無作為対照試験を用いた自然発症食物アレルギー犬における新規処方食(アミノプロテクトケア)の有用性に関する検討

Abstract

アミノプロテクトケア(APC)はアミノ酸、ジャガイモタンパク質、コーンスターチを原料とする新規のアレルギー用処方食である。本研究においては、トウモロコシ過敏性のMaltese-Beagleアトピー(MBA)犬を用いてAPC給与後の臨床症状と免疫学的指標について、盲検無作為対照交叉比較試験により検討を行った。トウモロコシ給与5日以内にアレルギー症状を呈したMBA犬10頭を選別し、トウモロコシを添加した維持食あるいはAPCを無作為に給餌した。2週間の観察期間をおいて給餌食を交替した。給与前と給与期間中に皮膚病変および痒みを評価した。また、給与前後で血液中のCD4(+)CCR4(+)細胞、トウモロコシ抗原活性化T細胞、血清中トウモロコシ抗原特異的IgEを測定し、それら値から給与前後の比を算出した。本試験中に痒みと皮膚病変スコアはトウモロコシ添加食を給餌した際に有意に上昇したが、APC給与時にはそのような上昇はみられなかった。痒みの合計値、中央値、最大値はAPC給与時と比較してトウモロコシ給与時に有意に高かった。食餌を交替しても免疫学的指標において有意差は認められなかった。よって、APCはコーンスターチを含むが、それに過敏性のMBA犬において皮膚病変または痒みを惹起しないことがわかった。したがって、アミノプロテクトケアはイヌの食物アレルギー管理において有効であることが証明された。

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