スイートバジルの生育ステージならびに器官別の精油含量と精油成分

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タイトル別名
  • Contents and Components of Essential Oil by Growth Stage and Organ in Sweet Basil (Ocimum basilicum L.)
  • スイート バジル ノ セイイク ステージ ナラビニ キカンベツ ノ セイユ ガンリョウ ト セイユ セイブン

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抄録

スイートバジル生葉の精油含量は、主枝、第1次側枝の開花期に最も多くなり、その後は若干減少した。また、器官別の精油含量は花穂で最も多く、次いで葉となり、茎では著しく少なかった。精油成分はeugenolが常に30%以上と多かったが、linaloolと1、8-cineolは生育の進展に伴って増加し、methyl eugenolは生育初期に30%以上と著しく多いが、生育の進展に伴って急激に減少した。器官別の精油成分は、葉ではeugenolとlinaloolがともに30%以上と多く、花穂ではlinaloolが50%以上と多く、茎ではいずれの成分も含有率が低かった。4細胞腺毛は葉、茎および花穂のすべての器官で認められ、葉では向軸・背軸両面で認められた。腺毛の冠部の直径はおおむね80μm内外であったが、茎では53μmと小さかった。腺毛の分布密度は、葉では背軸面と若い葉で高かった。

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