エダマメ加工を省力化する自動莢剥き機の開発と剥き豆調製技術

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  • エダマメ カコウ オ ショウリョクカ スル ジドウ サヤ ムキキ ノ カイハツ ト ムキマメ チョウセイ ギジュツ

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抄録

エダマメ規格外品を加工原料として有効活用するため、鮮度を落とさず短時間で迅速に莢剥き処理を可能とする「小型自動莢剥き機」を開発するとともに、本県の主力品種群である茶豆系及び青豆系エダマメを対象とした剥き豆調製技術について検討した。その結果、毎時30〜40kgのエダマメ莢実から効率的に子実を取り出すことができる小型自動莢剥き機を開発し、本装置は作業効率、製品品質の面で実用性が高いことを明らかにした。また、本装置による莢剥き処理においては対象とする品種、収穫時期、前処理方法等によって作業効率や剥き豆の品質が異なること、茶豆系等の子実が柔らかな品種群では、短時間の加熱処理(沸騰水浸漬)を行うことで莢剥き作業効率や剥き豆歩留が向上し、子実の損傷が軽減されることを明らかにした。本装置の活用によりエダマメの加工利用の幅を拡げることが期待できる。

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