Gn-RH製剤の前投与による連続過剰排卵誘起処理

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  • Gn RH セイザイ ノ ゼン トウヨ ニ ヨル レンゾク カジョウ ハイラン ユウキ ショリ

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連続的に過剰排卵誘起処理(以下SOV)を行ったときの採卵成績の向上を目的に、SOV開始前の性腺刺激ホルモン放出ホルモン(以下Gn-RH)製剤投与の有効性を検討した。平均回収卵数は無投与区で6.4個、25μg区6.0個、50μg区4.3個であり、各区に有意差は認められなかった。しかし、平均正常胚数と平均正常胚率は無投与区でそれぞれ2.8個・43.7%、25μg区4.6個・75.6%、50μg区2.7個・61.5%と各区間に有意差は認められなかったが、25μg区が他の区より高い傾向にあった。回次別の採卵成績では、回収卵数が無投与区で1回目6.1個、2回目7.3個、3回目5.9個とGn-RH投与区より多かったが、正常胚数は25μg区が各々5.1個、4.1個、4.4個といずれの回次も他の試験区より高い成績を示した。これらのことから、連続SOV開始前のGn-RH製剤投与により採卵成績が向上することが示唆された。

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