細断型ロールベーラによる牧草の収穫調製

書誌事項

タイトル別名
  • サイダンガタ ロール ベーラ ニ ヨル ボクソウ ノ シュウカク チョウセイ

この論文をさがす

説明

飼料用トウモロコシ用に開発された細断型ロールベーラをイタリアンライグラスと年内取りのエンバクを対象とし、牧草のロールサイレージ調製を試みた。原料草の水分、ウインドローの大きさおよび切断長の長さを変えて、ロールベール調製の可否、作業性およびサイレージ品質について検討した。1.ワンマン作業により牧草においても高密度に成形されたロールベール調製が可能であることが確かめられた。2.調製後6ヵ月を経過したサイレージの品質は良好であった。3.原料草の水分が高い場合や拾い上げ量が多いと、ハーベスタヘの詰まりが発生し作業に支障がでた。4.作業速度は、未細断草をロールベールする従来型と比べると1/4ほどで、イタリアンライグラス2番草で調査した作業能率は1時間当たり約24アールであった。以上のことから従来のロールベール体系と比較して、作業性は落ちるが、長期保管しても品質の良いサイレージを調製できることが明らかになった。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ