2005年の長野市におけるスギおよびヒノキ花粉飛散状況について

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  • 2005ネン ノ ナガノシ ニ オケル スギ オヨビ ヒノキ カフン ヒサン ジョウキョウ ニ ツイテ

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抄録

春先2月〜4月頃にスギ花粉の飛散が多くなると、全国的にも花粉症の患者が急増し、社会的な問題となっている。花粉症の症状としては、鼻水、鼻づまり、くしゃみ、目のかゆみ等のアレルギー症状が多く見られるが、二次的に頭痛、倦怠感などを引き起こし、日常生活にも影響を与えている。現在、花粉症を予防するには飛散の始まる前に抗アレルギー薬を服用することや、花粉を体内に取り込まないこと等があげられており、そうした予防対策には花粉の飛散状況に関する情報が必要とされている。当所では花粉症対策に有用な情報を提供するため、1992年から長野市におけるスギ及びヒノキ花粉の飛散状況の調査を実施してきた。2004年夏の気象は猛暑で雨が少なく、花芽形成に好条件であったことや、県内各地で実施されたスギ雄花の着花状況調査でも花粉の生産が多く認められたことから、2005年春の県内の花粉飛散量は多くなると予測された。実際に長野市においても記録的な飛散が認められたので、その飛散状況について報告する。併せて2005年春に長野市において実施したスギ雄花着花状況調査の結果についても報告する。

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