総合農協における自己責任経営体制確立の意義と企画室の役割 : 3農協の事例分析を踏まえて

書誌事項

タイトル別名
  • ソウゴウ ノウキョウ ニ オケル ジコ セキニン ケイエイ タイセイ カクリツ ノ イギ ト キカクシツ ノ ヤクワリ 3 ノウキョウ ノ ジレイ ブンセキ オ フマエテ

この論文をさがす

説明

総合農協における企画室の役割は、自己責任経営体制の確立を促す事業部門間の調整・統合機能の発揮である。自己責任経営体制の確立とは、(1)ボトムアップによる事業・経営体制の確立、(2)総合力を発揮できる運営の実現である。そして、企画室が果たすべき機能水準は、単なる調整機能に止まらず、諸機能を統合し、さらに、一段高い機能の発揮を目指す、アウフヘーベン(止揚)機能である。この止揚機能は、総合農協の発展段階における成熟段階としての集中・分権型のマネジメント体制において、すべての農協に不可欠とされる重要な機能である。本論文では、集中・集権型、および、集中・分権型がとられている中山間地帯・都市地帯・都市的農村地帯の農協の実例をもとに、総合農協における企画室の役割を明らかにした。

収録刊行物

  • 農村研究

    農村研究 (107), 39-49, 2008-09

    東京 : 食料・農業・農村経済学会

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ