窒素施肥法及び紙マルチ移植栽培が水田系外に排出される汚濁物質量に及ぼす影響と評価
書誌事項
- タイトル別名
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- チッソ セヒホウ オヨビ カミ マルチ イショク サイバイ ガ スイデンケイガイ ニ ハイシュツサレル オダク ブッシツリョウ ニ オヨボス エイキョウ ト ヒョウカ
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説明
水質汚濁防止の観点から、水田においても窒素等水質汚濁成分の流出を抑える水稲栽培が求められている。そこで、T-Nの流出を抑制しCOD及び濁度を低下させる方策として、側条施肥と育苗箱全量施肥に紙マルチ移植栽培を組み合わせて、環境に対する負荷の軽減効果を評価した。1.水田外へのT-N流出量は、代かき及び移植作業時に大きくなり、これらの作業があった5月の値は、全流出量の48%を占めた。2.慣行区の全面全層施肥は代かき時に基肥中の窒素が田面水中に溶出しやすいが、側条施肥は移植同時施肥であるために窒素の溶出は少ない。また育苗箱全量施肥も側条施肥と同様にT-N流出量を抑制でき、環境保全的な技術と評価された。3.紙マルチ移植栽培は、除草剤の代替技術に加えて、土壌表面を覆って、濁度の上昇を抑制することから環境保全的な技術と評価された。
収録刊行物
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- 千葉県農業総合研究センター研究報告 = Bulletin of the Chiba Prefectural Agriculture Research Center
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千葉県農業総合研究センター研究報告 = Bulletin of the Chiba Prefectural Agriculture Research Center (7), 41-51, 2008-03
千葉 : 千葉県農業総合研究センター
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050564288657357056
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- NII論文ID
- 40016357488
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- NII書誌ID
- AA11766369
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- ISSN
- 13472585
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- NDL書誌ID
- 9723382
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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