牛雌雄判別胚に対するガラス化保存法の比較

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  • ギュウ シユウ ハンベツハイ ニ タイスル ガラスカ ホゾンホウ ノ ヒカク

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保存した牛雌雄判別胚の受胎率向上を目的として、従来のガラス化法(グリセリンとショ糖を含む溶液でガラス化液を希釈したGS区とエチレングリコールとショ糖液を含む溶液でガラス化液を希釈したEGS区)と超急速ガラス化法(超急速区)で保存した判別胚について、加温・希釈後の胚の生存率を比較した。1.加温48時間後の胚の生存率は、超急速区で92.2%と最も高く、GS区60.0%との間に有意差(P<0.01)が認められた。2.胚の発育ステージ別の生存率は、いずれも超急速区で高く、胚盤胞期胚では超急速区94.1%とGS区60.9%の間に有意差(P<0.05)が認められた。3.胚の形態評価別の生存率は、Aランク胚の超急速区で97.4%と最も高く、GS区61.8%およびEGS区77.3%との間に有意差(P<0.05)が認められた。以上の結果から、雌雄判別胚の保存には超急速ガラス化法が従来のガラス化法より適していることが認められた。

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