高温によるバラの収量および品質低下に関する研究
書誌事項
- タイトル別名
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- コウオン ニ ヨル バラ ノ シュウリョウ オヨビ ヒンシツ テイカ ニ カンスル ケンキュウ
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説明
バラ‘ローテローゼ’を用いて、異なる温度条件下における切り花生産性、品質、光合成速度および採花母枝径の日変化特性について調査した。1.夜温を20℃とした場合、昼温40℃での1株当たりの切り花本数および到花日数は、昼温30℃と比較して著しく増加した。2.夜温が20℃の場合の切り花品質は、昼温40℃で切り花長や花弁長が小さくなるとともに花弁数が減少したため、昼温30℃と比較して著しく低下した。3.真の光合成量は、気温が30℃の場合に40℃と比較して大きかった。夜間の呼吸量は20℃と比較して25℃で大きかった。4.採花母枝の日肥大量は、夜温が20℃、あるいは25℃いずれでも、昼温が30℃の場合には40℃と比較して大きかった。昼温が同じ場合には、夜温の影響は小さかった。以上の結果から、バラの光合成速度の低下による同化産物の転流量の減少が、切り花収量および品質を低下させる大きな要因であると考えられた。
収録刊行物
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- 近畿中国四国農業研究
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近畿中国四国農業研究 (14), 59-63, 2009-03
福山 : 近畿中国四国農業研究協議会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050564288661417728
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- NII論文ID
- 40016662465
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- NII書誌ID
- AA11691179
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- ISSN
- 13476238
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- NDL書誌ID
- 10288701
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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