障壁・被覆作物が平坦地夏どりキャベツの虫害軽減に及ぼす影響

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  • ショウヘキ ヒフク サクモツ ガ ヘイタンチ ナツドリ キャベツ ノ チュウガイ ケイゲン ニ オヨボス エイキョウ

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平坦地の夏どりキャベツ栽培で、虫害に対する耕種的防除の一手段として、作付け条件の多様性を創出するためのソルゴー障壁や白クローバ畦間被覆が、害虫の発生と可販果率に及ぼす影響を、化学農薬の定植時土壌処理と、定植後のBT剤2回散布を組み合わせた栽培条件下で検討した。1.ソルゴーと白クローバの草丈は、キャベツの結球期には、それぞれ200cm、 22cm程度になった。2.キヤベツ栽培ほ場を白クローバで畦間被覆すると、裸地条件と比べ、モンシロチョウやタマナギンウワバなどのチョウ目害虫やダイコンアブラムシの被害が少なくなった。畦間被覆により可販株率は74.0%となり、裸地条件の5.2%と比べ高まった。3.白クローバの畦間被覆に加え、キャベツほ場をソルゴー障壁で囲うと、さらにチョウ目害虫やダイコンアブラムシの被害が少なくなり、可販株率は86.0%と、より高まった。4.白クローバで畦間被覆したキャベツほ場は、徘徊性昆虫類の内、ゴミムシ類の生息数が裸地条件のほ場より顕著に多かった。

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