道北強粘質転換畑における耕起法を組み合わせた合理的な作付体系の確立(5) : 実証技術の適用面と技術導入の経済性

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タイトル別名
  • ドウホク キョウネンシツ テンカンバタ ニ オケル コウキホウ オ クミアワセタ ゴウリテキ ナ サクツケ タイケイ ノ カクリツ 5 ジッショウ ギジュツ ノ テキヨウメン ト ギジュツ ドウニュウ ノ ケイザイセイ

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抄録

強粘質土壌が分布する道北水田地帯では、兼業を行わない専業経営で、水田・畑作経営所得安定対策のもとでの所得確保や、転作助成への依存率の引き下げが喫緊の課題である。このため、本研究第1報〜第4報の知見をもとに、畑作物が転作の中心となる大規模専業経営では大豆・小麦の作付拡大に向けたチゼル耕の導入が、野菜を採り入れる中規模専業経営では野菜導入の転換2年目への前倒しと経営規模に応じた高収益作付体系の定着が重要となる。線形計画法を用いて技術導入の経済性を評価すると、大規模専業経営、中規模専業経営ともに一定の所得向上が期待され、また中規模専業経営では期待所得に占める転作助成の割合の顕著な低下がみられた。

収録刊行物

  • 北農

    北農 76 (2), 165-171, 2009-04

    札幌 : 北農会

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