協議会組織の育成による地域営農システムの確立

抄録

岩見沢市北村中小屋地域は農家戸数34戸で、水田と転作畑作物中心の複合経営を展開している。普及センターは、地域リーダーや関係機関に対し、将来の農業について話し合う場である「地域協議会」設立を平成17年に働きかけ、地域の核となる農業生産法人の設立を支援した。この地域には、平成18年暮れに10棟の大型越冬ハウスが建ち並び、いちごの高設栽培が行われている。この施設は平成18年8月に設立された農業生産法人「株式会社センターハウス」の所有で、今まで水稲が基幹であった地域の景観が大きく変わった。本稿では空知農業改良普及センター本所調整係が、平成17年から重点普及課題「協議会組織の育成による地域営農システムの確立」として、取り組んできた経過について報告する。

収録刊行物

  • 北農

    北農 76 (2), 226-231, 2009-04

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