無機分析による乾しいたけの栽培方法及び原料原産地判別法の再検討

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  • ムキ ブンセキ ニ ヨル ホシシイタケ ノ サイバイ ホウホウ オヨビ ゲンリョウ ゲンサンチ ハンベツホウ ノ サイケントウ

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抄録

乾しいたけの栽培方法及び原料原産地判別法について、判別の指標となる無機元素組成は生育環境あるいは生産地や生産量の推移等から変動する可能性があることから、最近生産された産地の由来の確かな試料を収集し、改めて判別法の再検討を行った。収集した試料を現在の判別モデルにより判別したところ、栽培方法の判別的中率は、原木栽培品、菌床栽培品でそれぞれ99%、100%であり、原料原産地の判別的中率は、国産、中国産原木栽培品でそれぞれ97%、72%であった。また、今回収集した試料を含めて新たに構築した原料原産地の判別モデルの国産、中国産の判別的中率は、それぞれ97%、75%と現在の判別モデルとほぼ同じであったことから、現行の判別法は、更新の必要はなく、現在流通している試料にも十分に適用が可能であることが確認された。

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