愛媛県産雑穀の機能性比較

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  • エヒメケンサン ザッコク ノ キノウセイ ヒカク

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抄録

総ポリフェノール含量、ラジカル消去能、フィチン酸、GABA(Gamma-aminobutyric acid:γ-アミノ酪酸)、胆汁酸吸着割合等の機能性について、県内産の8品目の雑穀(シコクビエ、赤米、緑米、モチキビ、モチムギ、モチアワ、タカキビ、黒米)を供試して、比較検討を行った。その結果、雑穀は玄米(ヒノヒカリ)に比べ、ポリフェノール、ラジカル消去能ともに多く含むが、フィチン酸については黒米以外の雑穀は玄米より含有量が少なかった。発芽処理を行った場合、玄米は他の雑穀に比べGABAが著しく増加した。胆汁酸の吸着性能については、二次胆汁酸は一次胆汁酸より多く吸着され、タカキビ、モチムギ、黒米、モチキビは吸着割合が高く、玄米、白米(ヒノヒカリ)、緑米では低くなり、品目により吸着割合が異なった。

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