オイカワ増殖に関する研究(2) : 水温と産卵行動

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  • オイカワ ゾウショク ニカンスルケンキュウ 2 スイオン ト サンラン コウド

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抄録

オイカワZacco platypusは群馬県内でも生息域を広め、重要な釣り対象種となっているが、資源量が減少している地域も認められ、河川では増殖を希望する漁業協同組合も多い。この魚は繁殖力が旺盛で環境適応能力も高いため、増殖対策には一定量の親魚尾数を維持し、産卵時期の保護などによる再生産魚の生残率向上が効果的と考えられる。このことから、産卵期間の確認が必要であるが、一般的には生殖腺体重量比や体内卵径の推移により推定されている。しかし、産卵初期、盛期、終期については、地域や河川の上・下流域で異なるといわれているため、水温の推移と産卵行動の観察から、群馬県水産試験場(以下「群馬水試」という。)における実際の産卵期間などについて確認を行ったので報告する。

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