餌料用米をトウモロコシの代替とした採卵鶏飼料の開発
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説明
飼料用米を採卵鶏飼料に活用するため、国内で普及している主要な採卵鶏2鶏種に対し、玄米を用いてトウモロコシを代替した飼料を給与し、生産性および鶏卵品質への影響について調査した。1 飼料用米でトウモロコシを代替した飼料を給与しても生産性や卵黄色以外の鶏卵品質には影響がなかった。卵黄色は色調が薄くなりカラーファンの値が低下した。2 卵黄の脂肪酸組成では、リノール酸が減りオレイン酸が増加し、多価不飽和脂肪酸のn-6系/n-3系比が約12:1程度から約8:1程度へと低下した。3 客観的な味の評価方法として、味覚認識装置(以下、味覚センサー)により測定したところ、トウモロコシを主体とした飼料を用いて生産された卵と違いが見られた。
収録刊行物
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- 群馬県畜産試験場研究報告 = Bulletin of the Gunma Animal Husbandry Experiment Station
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群馬県畜産試験場研究報告 = Bulletin of the Gunma Animal Husbandry Experiment Station (17), 79-89, 2010-12
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050564288683938560
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- ISSN
- 13409514
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- IRDB