バラ新品種 ‘マリアージュシャルマン’の育成経過とその特性

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  • バラ シン ヒンシュ マリアージュシャルマン ノ イクセイ ケイカ ト ソノ トクセイ

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抄録

‘マリアージュシャルマン’は,2000年に,当所育成の中間母本86-44と‘アリーナ’の交配により育成されたスプレータイプの切り花用バラ品種で,2005年8月に種苗法による品種登録申請を行い,2009年2月に品種登録(第17564号)された。花色は花弁表面中央部が鮮紫ピンクのぼかし模様,縁部は紫ピンクである。花形は高芯咲き,花弁のタイプは半剣弁で,花弁縁部には波打ちがみられる。花弁数は31.3枚,花径は満開時7.1cmで,スプレー品種としては中程度の大きさである。花は1花茎あたり8.4輪で,スプレーフォーメーションは良好である。切り花用として年間を通して安定して収穫することができ,到花日数は秋期58日,冬期64~66日である。

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