地域資源活用による乳牛の生涯生産性向上に向けた飼養技術の確立 : 泌乳牛に対するTMRを活用したイネホールクロップサイレージの通年給与

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タイトル別名
  • チイキ シゲン カツヨウ ニ ヨル ニュウギュウ ノ ショウガイ セイサンセイ コウジョウ ニ ムケタ シヨウ ギジュツ ノ カクリツ ヒツニュウギュウ ニ タイスル TMR オ カツヨウシタ イネ ホール クロップ サイレージ ノ ツウネン キュウヨ

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説明

TMRを活用したイネWCSの通年給与試験を実施し、乳量および乳成分、養分摂取状況および代謝異常への影響を調査すると共に、イネWCSの適正な利用量と給与方法について検討した。試験にはホルスタイン種経産牛を用い、給与形態を分離給与とTMR給与として、給与飼料の乾物重量中の15%~30%をイネWCSとする6種類の試験区を設定し、乾乳期から泌乳初期、前期、中期、後期の全期間における給与試験を実施し、摂食量、乳量、乳成分、血液生化学性状、繁殖性について調査した。その結果、イネWCSをTMR給与で、全給与飼料DM割合15%~20%で利用しても生産性および養分摂取状況、代謝異常には問題なく、20%程度の利用により乳脂率の向上効果が期待された。しかしながら、泌乳初期および前期では、飼料特性を十分に考慮し、TDN、乾物およびCa摂取量の充足率に留意を必要とする。

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