島根県西部河川におけるアユ産卵場造成について(2)

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  • シマネケン セイブ カセン ニ オケル アユ サンランジョウ ゾウセイ ニ ツイテ 2

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抄録

島根県西部の主要河川である,高津川と江の川では,近年の夏季から秋季の少雨傾向と,堰堤による洪水調整ならびに砂利供給量の不足により,下流部のアユ産卵場の環境は年々悪化している。そこで,2008年に引き続いて両河川におけるアユ産卵場の機能回復を「造成」によって行い,さらにそこでの産卵状態を検証した。高津川では3箇所7,170m2,江の川で1箇所3,660m2を造成し,うち産卵面積の割合は高津川で65%,江の川で50%であった。また,造成した産卵場のうち高津川の長田の瀬以外は10cm以上の埋没深があり「効果有り」と判断できた。

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