コルヒチン処理による倍数体デルフィニウムの作出

書誌事項

タイトル別名
  • コルヒチン ショリ ニ ヨル バイスウタイ デルフィニウム ノ サクシュツ

この論文をさがす

抄録

二倍体のシネンシス系デルフィニウム(Delphinium spp.)と四倍体のエラータム系デルフィニウム(Delphinium elatum group)の雑種を育成するために,シネンシス系デルフィニウムにコルヒチン処理を行った.コルヒチン処理後に生存した48個体の倍数性を孔辺細胞長およびフローサイトメトリー法によるDNA量の相対値から求めた.その結果,二倍体が29個体,四倍体が13個体,四倍体以上の多倍体が2個体,ニ倍体と四倍体のキメラが2個体,四倍体と四倍体以上の多倍体のキメラが2個体と推定した.二倍体以外の19個体のうち柱頭が正常な17個体とエラータム系品種との交雑により,すべての組み合わせで少量の種子を得ることができた.しかしながらこれらの種子は発芽しなかった.

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ