イネ穀実サイレージの物理的または化学的処理が消化性に及ぼす影響

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  • イネコクジツ サイレージ ノ ブツリテキ マタハ カガクテキ ショリ ガ ショウカセイ ニ オヨボス エイキョウ

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4種類のイネ穀実サイレージについて、ナイロンバック法によりルーメン内での消化性を比較した。48時間の乾物消失率は、無処理5.5%、セルラーゼ4.0%、催芽8.3%、および粉砕54.4%で、開封後に粉砕したものが無処理の約10倍と最も高かった。次に、粉砕および無処理の生籾サイレージを牛に給与し、指示物質法による消化試験により処理効果について検討を行った。その結果、粉砕により澱粉消化率やTDN含量が高くなり、消化性が向上することが明らかとなった。以上のことから、イネ穀実サイレージの消化性を高めるためには、粉砕等の物理的処理が最も効果的であると考えられた。

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