植物病原菌に対する拮抗微生物の堆肥からの分離

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  • Isolation of Antagonist against Plant Pathogenic Fungi from the Compost
  • ショクブツ ビョウゲンキン ニ タイスル キッコウ ビセイブツ ノ タイヒ カラ ノ ブンリ

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抄録

難防除土壌病害であるホウレンソウ萎凋病菌、トマト萎凋病菌及びキャベツバーティシリウム萎凋病菌の生育に拮抗作用を示す菌の存在について、36種類の堆肥を検索した。その結果、ホウレンソウ萎凋病菌に対しては、8種の堆肥から30株、トマト萎凋病菌は3種から6株、キャベツ萎凋病菌Verticillium longisporum及びVerticillium dahliaeに対する拮抗菌は両者とも11種の堆肥から26株ずつ分離された。分離した拮抗微生物は、病原菌との対峙培養において、ホウレンソウ萎凋病菌、トマト萎凋病菌、キャベツバーティシリウム萎凋病菌Verticillium longisporum及びVerticillium dahliaeに対しては、拮抗微生物が生成する何らかの物質により阻止帯を形成し、病原菌の生育を抑制したと考えられた。

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