小麦Ero1遺伝子のクローニングと発現

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タイトル別名
  • Cloning and Expression of Wheat Ero1
  • コムギ Ero1 イデンシ ノ クローニング ト ハツゲン

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コムギよりEro1遺伝子をクローニングし,コムギEro1の全塩基配列を決定した。コムギEro1のN末端には小胞体膜貫通領域が存在し,Cys370,Cys373,Cys376にEro1の活性中心であるCxxCxxCモチーフが保存されていた。大腸菌を用いた発現系にてリコンビナントタンパク質としてコムギEro1を大量に取得し,その活性を測定したところ,FADの退色とFAD存在下での酸素濃度の減少を確認した。これらのことより,コムギより取得したEro1が還元能していることを確認し,ジスルフィド結合を形成するPDI-Ero1システムにおいて酸素を最終電子受容体とすることが示唆された。

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