超高感度エネルギー分散型蛍光X線分析装置による乾しいたけの栽培方法及び原料原産地判別法の検証

書誌事項

タイトル別名
  • チョウコウカンド エネルギー ブンサンガタ ケイコウ Xセン ブンセキ ソウチ ニ ヨル ホシイタ ケ ノ サイバイ ホウホウ オヨビ ゲンリョウ ゲンサンチ ハンベツホウ ノ ケンショウ

この論文をさがす

抄録

これまでに、超高感度エネルギー分散型蛍光X線分析装置を用いて、乾しいたけの栽培方法及び原料原産地の判別について検討し、栽培方法、原料原産地の両判別モデルを構築することができた。今回は、これらの判別モデルが複数試験室で運用できるかを検討するため、原料原産地及び栽培方法を非明示にした試料を用いて3試験室で栽培方法及び原料原産地の予測試験を行った。その結果、これまでに構築した判別モデルでは、当初想定した予測精度が得られなかった。このため、新たな元素濃度データを追加し、栽培方法を判別するモデルを再構築することにより原木栽培品と菌床栽培品を精度良く予測でき、また、原料原産地を判別するモデルを再構築することにより日本産原木栽培品と中国産原木栽培品を精度良く予測できた。以上により、超高感度エネルギー分散型蛍光X線分析装置による元素分析は、乾しいたけの栽培方法及び原料原産地の簡便な予測に複数の試験室で利用できることが示唆された。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ