3年成熟系ニジマスの釣獲特性評価

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  • 3ネン セイジュクケイ ニジマス ノ ツリカクトクセイ ヒョウカ

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抄録

群馬県水産試験場川場養魚センター(以下「川場養魚センター」という。)では、1987年からニジマスOncorhynchus mykissの3年で初めて成熟する形質(以下「3年初成熟形質」という。)の固定化を選抜育種によって開始し、1999年にその固定化に成功した。この固定化したニジマス系統(以下「3年成熟系ニジマス」という。)は、群馬県により2002年に「ギンヒカリ」という名称で商標登録された。現在、3年成熟系ニジマスの肉質成分、飼育特性卵表層の糖タンパク質についての知見はあるが、釣獲特性は明らかにされていない。この3年成熟系ニジマスは、選抜育種により固定されたニジマスであるため、今後、食用のみならず、管理釣り場等の遊漁対象としての利用も考えられる。そこで、3年成熟系ニジマスと川場養魚センターで継代しているニジマス(以下「通常ニジマス」という。)の釣獲比較試験を行い、3年成熟系ニジマスの釣獲特性について検討した。

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