放置竹林,侵入竹林およびヒノキ林の土壌特性

書誌事項

タイトル別名
  • Differences of soil characters from non-managed bamboo (Phyllostachys heterocycla f. pubescens) plantation to adJacent hinoki (Chamaecyparis obtusa) stand
  • ホウチ チクリン,シンニュウ チクリン オヨビ ヒノキリン ノ ドジョウ トクセイ

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説明

本研究では,放置竹林,隣接するヒノキ林への侵入竹林および未侵入のヒノキ林で土壌調査を行った。表層土壌の根量は,放置竹林,侵入竹林がヒノキ林より多かった。細孔隙,全孔隙はヒノキ林が放置竹林,侵入竹林より多かったが,保水性の指標である粗孔隙では差がなかった。採取時含水率は,放置竹林,侵入竹林ではヒノキ林より低く,粗孔隙に水がほとんど無い状態であった。このことから,放置竹林,侵入竹林では,浸透能が低い可能性や浸透しても水が竹林外へ速やかに移動する可能性が示唆された。土壌pH,交換性塩基(Ca)濃度については,放置竹林,侵入竹林でヒノキ林より高い意向を示し,タケの侵入によってこれらの成分は比較的短期間で変化すると考えられた。

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