北海道地域向け高アミロース米新品種｢北海315号｣の育成とその米粉食品適性

松葉, 修一, 船附, 稚子, 梅本, 貴之, 黒木, 慎, 池ヶ谷, 智仁, 横上, 晴郁, 田村, 泰章, 清水, 博之

北海道地域向け高アミロース米新品種｢北海315号｣の育成とその米粉食品適性

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タイトル別名

Breeding of a high-amylose rice cultivar "Hokkai 315" and it's suitability for processed foods from rice flour
ホッカイドウチイキムケコウアミロースベイシンヒンシュ「ホッカイ 315ゴウ」ノイクセイトソノビゼフンショクヒンテキセイ

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抄録

北海道地域向けとして初めての高アミロース米新品種｢北海315号｣を育成した。｢北海315号｣は,Wx-a遺伝子を持ち白米のアミロース含有率は約30%である。その炊飯米は,粘り･柔らかさともに,基準品種と比べて食味が大きく劣るが,米粉を利用したライスパスタ,米粉クッキーなどの加工･食味適性に優れ,米粉加工用途の原料として有望であり,新たな米の消費拡大が期待される。