Comparison between Diploid and Triploid Rainbow Trout, Oncrhynchus mykiss, Characteristics on Bred Highdensity

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  • ニジマス2倍体魚と3倍体魚の高密度飼育特性の比較

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3倍体ニジマスの放養密度の増加に対する飼育特性の変化を明らかにする目的で2倍体ニジマスとの比較飼育を行い、密度の増加が成長、飼料効率等の飼育成績に及ぼす影響について比較検討した。1. 摂餌行動は、飼育密度が約74kg/m3以下の期間は3n区より2n区が幾分活発であった。しかし密度がそれ以上に高まると両区の摂餌行動に違いはみられなくなった。2. 成長の停滞したヒネ魚の出現が見られた飼育密度は3n区は約130kg/m3であったが、2n区はそれより高い192kg/m3であった。3. 試験期間中の飼育密度の推移は常時3n区より2n区の値が高かった。4. 両区の平均体重及び日間成長率の推移は試験開始から205日後の4月19日まで2n区が幾分高い値で推移したが、その後試験終了時にかけて逆に3n区の値が高くなった。5. 飼料効率も平均体重及び日間成長率と同様の推移であった。6. 斃死魚の出現率は4月19日までは2n区より3n区が常に高かったが、終了時には逆に2n区が高くなった。7. 行方不明魚の出現は、3n区は11月7日は1尾のみであったが、日数の経過と共に直線的に増加し、終了時には合計54尾となり放養尾数の13.5%になった。これに対し2n区は試験期間中合計わずか5尾の1.3%のみであった。8. 生存率は飼育後42日目から3n区が若干低く、その後経時的に差が開き試験終了時には3n区60.8%、2n区は75.3%であった。

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